HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略称です。
HSPさんは“繊細さん”とも呼ばれ、周りの感情と察する力が強かったり、傷つきやすかったりといった点が特徴で、さまざまな刺激に対して敏感であるという気質・性格の人のことです。
そんなHSP気質のママさんが幼稚園や保育園など、
送り迎えや行事の際にママ同士が話しているのを見て
・私だけママ友がいない…
・ママ友がいないと子どもが困るのでは?
・一人でいると変な人って思われそうで不安…
と悩むことがあるかと思います。
でも大丈夫です。
筆者は中学生になる息子がいてもママ友0人。困ったことはありません。
これを読めばママ友がいない人でもちょっと気持ちが楽になる?
筆者のようなコミュ障・人見知り・HSP気質のママの気持ちが少しでも軽くなれるとうれしいです。
1.ママ友いない…メリット・デメリット
ママ友がいないことによるメリット・デメリットが気になるママさんは多いと思います。
私も息子たちが保育園や幼稚園に通いだしてから気にしていました…
まずは、ママ友がいないことのメリット・デメリットを紹介します。
ママ友がいないことのメリット
まずはママ友がいないことのメリットを紹介します。
自由な時間の使い方
ママ友がいない場合、自分自身の時間を自由に使うことができます。例えば、子供との時間を増やす、趣味に時間を使う、自己啓発のための時間を確保するなど、自分自身のための時間を有効に使うことができます。
特にHSP気質のママさんは一人の時間が必要な方も多いので、自分自身の時間が多く取れることは嬉しいですよね。
自己判断の重視
ママ友がいないと、子育てに関する情報やアドバイスを他人から受ける機会が少なくなります。これは、自分自身の判断力を鍛え、自己信頼を高める機会となります。自分自身の価値観や信念に基づいて子育てを行うことで、自己満足感を得ることができます。
他の人から受け取る言葉の裏をつい読もうとしてしまうHSPママさんは自分自身で考えて行動することで気持ちが楽になる場合もあるかと思います。
人間関係のシンプルさ
ママ友がいないと、人間関係がシンプルになります。これは、人間関係のトラブルを避けることができ、また、自分自身の価値観を他人に合わせる必要がなく、自分自身を大切にすることができます。
HSP気質のママさんにはここが一番重要なポイントになるのではないでしょうか。
人の顔色をうかがってしまったり、ほかのママさん通しのあれこれを聞いたりすることはHSP気質のママさんにとってはかなり心の負担になってしまいます。
人間関係がシンプルであることは心の平穏を保つことにつながります。
以上のように、ママ友がいないことは、自由な時間の使い方、自己判断の重視、人間関係のシンプルさといったメリットがあります。
ママ友がいないことのデメリット
次にママ友がいないことのデメリットを紹介します。
情報交換の機会の欠如
ママ友がいない場合、子育てに関する情報交換の機会が少なくなります。
これは、新たな子育てのアイデアや知識を得る機会が減ることを意味します。
HSP気質のママはあれこれ考えすぎてしまい、自己肯定感が低くなってしまっている人も多いかとおもいます。
そのため、
“本当にこれで大丈夫かな?”
“ほかのママはどうしているだろう”
と不安になってもママ友がいないと聞くことができず、
モヤモヤが心に溜まってしまう人も多いかと思います。
孤独感
ママ友がいないと、子育ての喜びや不安を共有する人がいないため、孤独感を感じることがあります。
一人の時間を大切に思うHSP気質のママさんでも、やはりさみしさは感じるものです。
また、ママ友同士で楽しそうに話しているママさんと自分を比較して、
“なぜほかのママさんと同じようにできないのか…”という思いがよぎる方もいるでしょう。
これは、ストレスを感じやすくなる原因となり、心の健康に影響を及ぼす可能性があります。
子供同士の交流の機会の欠如
ママ友がいないと、その子供たちも一緒に遊ぶ機会が減ります。
これは、子供たちの社会性を育てる上での機会が減ることを意味します。
他の子供たちとの交流を通じて、子供たちはコミュニケーション能力や協調性、
思いやりなどの重要なスキルを身につけることができますが、
ママ友がいないとその機会は減ってしまいます。
以上のように、ママ友がいないことは、情報交換の機会の欠如、孤独感、子供同士の交流の機会の欠如といったデメリットをもたらします。
以上のようにママ友がいないことでメリットもあればデメリットもあることが分かったかと思います。
ママ友がいないことで悩んでいるママさんはママ友がいないことのデメリットを見て不安に感じてしまうかもしれませんが、心配いりません。
2. ママ友いなくても大丈夫!ママ友いない歴12年以上HSP主婦の話
先述したようにママ友いないがため、メリットもあればデメリットもあることをお話ししましたが、
安心してください。
ママ友いない歴12年以上の筆者が、ママ友がいないことのデメリットを踏まえお話しさせていただきます。
ママ友がいない…でも大丈夫!情報交換の欠如について
先述したように、ママ友がいないと情報交換ができず困ってしまうと思っている
HSP気質のママさんは多いかと思いますが、ママ友がいなくてもなんとかなるものです。
なぜなら、情報は他から取ればよいからです。
情報交換の欠如への対処方法を紹介します。
ママ友いない…でも大丈夫!情報はママ友以外から取れる
園や学校で気になることがあれば、直接先生に聞いてしまえばよいのです。
そして、大抵ことは子どもが持って帰るおたよりやプリントで情報は取れます。
- 本や漫画から情報収集する
また、子育てに関することも、育児の本から情報収集。
筆者はあまりよく知らない人と話していると心がザワザワしてしまい集中できず、
「なんて反応したらいいかな…」
「今の受け答えおかしくなかったかな…」
と考えてしまい全く話が入ってきません。
そのため、本を読むことのほうが頭や心に残り参考になります。
以上のことから情報交換について不便を感じたことは特にありませんでした。
長男は物の管理や整理整頓が苦手で、プリントを持って帰って来ない、なんてことは何度もありました。ですが、持って帰らず必要な準備ができないと困るのは長男本人。長男が忘れ物をしても“失敗体験も必要な経験”ととらえることで心が軽くなりました。
ママ友がいない…でも大丈夫!孤独感について
デメリットに書いてあるような、子育ての喜びや不安の共有は、
ママ友さんと必ずしもしなければならないものではありません。
夫や祖父母、昔からの友達と共有するほうが、自分の子どものことを知っている分
より深く共感できるのではないでしょうか。
それよりママ同士が楽しそうに話している姿をみると、羨ましく思ったり、
さみしさを感じたり…正直言って今でも時々あります。
このことに対して私がしている対処方法を紹介します。
①孤独感を紛らわす方法
少しでも気持ちを紛らわすために筆者がしたことは、
・挨拶されたら笑顔で挨拶をかえす
・子どものお友達とママが一緒になっているときに、子どものお友達に「いつも遊んでくれてありがと~!」と元気よさそうに声をかける
これくらいです。
そうすることで、なんとなく顔見知りができてくるので、
先生に聞くほどでもない、ちょっとしたことは顔見知りのママさんに聞くこともできます。
(聞きすぎると嫌な顔されるかもしれない、とネガティブ思考になってしまうのでごく稀に聞きます。)
②孤独感を感じてつらくなった時のメンタルの保ち方
また、筆者は特に、デメリットでお話ししたように
“なぜほかのママさんと同じようにできないのか…”、
“他のママと同じようにできない自分はおかしいのではないか…”
という不安が押し寄せてくることのほうが多かったように思いますが、
そんなときのメンタルの保ち方を紹介します。
- “そういう人もいる”ということを知る
誰かとたくさんお話しすることが好きな人もいれば、苦手な人もいます。
自分は話すことが苦手で、他にもそんな人はたくさんいる。
そう思うことで気持ちが楽になりました。
実際に送迎時やその他学校行事でも、一人でいるママさんはたくさんいます。
みんながみんな誰かと一緒にいるわけではないことを知っておくと気持ちが楽になります。
- 本当に話がしたいのかを考える
そのような気持ちが押し寄せてしまった時には、“誰に”、“何を”話したいのか考えます。
すると、HSP気質でもあり、コミュ障の筆者は
自分から誰かに話題を振らなければいけない状況を考えるだけでゾッとしてしまいます。
それだけで心が疲れてしまうので、まあいいやと思えてきます。
- 大丈夫、と言ってもらう
一人の時間を大切に思うHSP気質のママさんでも、一人で生きていくことはなかなか難しいことです。
筆者もですが、出来ない自分を思い知り、自己肯定感は下がってしまいます。
そんな時は身近なひとに“大丈夫だよ”と声をかけてもらいます。
“大丈夫”と肯定してもらうことで私は私のままでいいと思えてくるのでおすすめです。
この記事を読んでいるHSP気質のママさん、言わせてください。大丈夫です。一人でいることはおかしなことではありません!!
ママ友がいない…でも大丈夫!子供同士の交流の機会の欠如について
ママ同士が仲良くなると、園がお休みの日でも約束して遊ぶことができるため、
子ども同士の交流が増え、子どもが嬉しい・楽しい気持ちになれるだけでなく、
コミュニケーション能力や協調性、思いやりなどの重要なスキルを身につけることができます。
ですが、実際はコミュニケーション能力や協調性といった面は、園の中でしっかり育まれています。
長男の時から、休みの日に園の友達と遊ぶといったことは一度もしたことありませんでした。
ですが人並みに集団行動は出来ていた様子ですし、
小学校入学を機に、夫の転勤のため県外へ引っ越しして、
周りに自分のことを知っている人がいない環境でもお友達もできていました。
休みの日に無理して遊ばせなくても、園や学校でお友達としっかり関わっているので問題ないように感じます。
中学生にもなると、部活や友達関係などで休日に家族と過ごす時間は減ります。
家族との時間を大切にできている、と自信を持ちましょう。
まとめ
ママ友がいないことのメリット・デメリットの紹介と
筆者の体験を踏まえたHSP気質なりのママ友いなくても大丈夫だったエピソードをお話しさせていただきました。
ママ友がいなくてもなんとかなります。
そういう人は実はたくさんいるので、おかしなことではありません。
この記事を読んでHSP気質のママさんの気持ちが軽くなりますように。
ありがとうございました。
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