映画『チョコレートドーナツ』の口コミとレビュー|おすすめポイント徹底解説

レビュー

こんにちは。

今回は、映画『チョコレートドーナツ』がとっても感動したので紹介させてください。

この記事を読むのに約17分

映画『チョコレートドーナツ』の基本情報とあらすじ

『チョコレートドーナツ』は1970年代のアメリカが舞台となった感動的な映画です。監督はトラヴィス・ファイン氏で、主演はアラン・カミング氏とギャレット・ディラハント氏が務めています。

映画『チョコレートドーナツ』の主要キャストは以下の通りです

ルディ・ドナテロ役=アラン・カミング:シンガーを目指しながらショーパブでダンサーをしているゲイの男性。(吹替:内田夕夜)

ポール・フラガー役=ギャレット・ディラハント:世間にはゲイであることを隠している弁護士。ルディとはショーパブで出会う。ルディのパートナー(吹替:てらそままさき)

マルコ・ディレオン役=アイザック・レイヴァ:ルディの隣に住むダウン症の少年。(吹替:佐藤優吏)

映画チョコレートドーナツのあらすじ

1979年、カリフォルニア。シンガーを夢見ながらもショーダンサーで日銭を稼ぐルディ。正義を信じながらも、ゲイであることを隠して生きる弁護士のポール。母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年・マルコ。世界の片隅で3人は出会った。そして、ルディとポールは愛し合い、マルコとともに幸せな家庭を築き始める。ポールがルディのために購入した録音機でデモテープを作り、ナイトクラブへ送るルディ。学校の手続きをし、初めて友達とともに学ぶマルコ。夢は叶うかに見えた。しかし、幸福な時間は長くは続かなかった。ゲイであるがゆえに法と好奇の目にさらされ、ルディとポールはマルコと引き離されてしまう……。血はつながらなくても、法が許さなくても、奇跡的に出会い深い愛情で結ばれる3人。見返りを求めず、ただ愛する人を守るために奮闘する彼らの姿に我々は本物の愛を目撃する。

映画『チョコレートドーナツ』 オフィシャルサイトより引用。

物語は、ダウン症の少年を養子に迎えたいと願う同性カップルの話を中心に進みます。家族愛と社会の偏見との戦いを描き、観る人の心を深く揺さぶるストーリーです。

これから紹介する魅力や口コミを通じて、映画の本質に迫りたいと思います。

映画『チョコレートドーナツ』はどんな人におすすめ?

社会問題に切り込んだ作品のため、好き嫌いは分かれるのかな、という印象です。

どんな方にこの映画をおすすめしたいかを考えてみました。

心温まる映画が好きな方
家族愛をテーマにした作品が好きな方にはぴったりかと思います。

深いテーマを求める方
偏見や社会問題に興味がある方、考えるきっかけを求めている方にぜひ。

感動を味わいたい方
涙するほど心を揺さぶる映画を探している方には特におすすめです。

逆に、

LGBTQ+に偏見を持つ方や、ハッピーエンドになる作品しか見たくない方にはおすすめできないと思われます。

映画の魅力ポイント:『チョコレートドーナツ』が伝えるメッセージ

この映画が持つ魅力的なポイントを、次の視点で考えてみました

家族の絆を描く物語

血縁だけでなく、心の繋がりが家族の本質であることを伝えている作品だなと思いました。

どんな形でも相手を思う気持ちがあれば、家族になれるのだと感じさせてくれます。

社会への問いかけ

偏見や法律の壁と戦う登場人物たちの姿は、現代でも考えるべきテーマを提示していりす。

1970年代のアメリカではLGBTQ+に対し偏見が強く、社会的な誤解や差別が根深かった時代だそうです。

また、ダウン症も同じで、ダウン症の子どもたちに対する社会の意識は今ほど高くなかったそうです。当時は、特殊支援教育が整備されておらず、多くの子どもたちが適切な支援を受けることが難しい状況でした。

そんな時代背景がある中でも、セクシャルマイノリティであるルディ、ポールやダウン症のマルコ達が家族であろうとする姿に胸を打たれる方は少なくないのではないでしょうか。

心を震わせる演技

アラン・カミング氏の繊細な演技と、ギャレット・ディラハント氏の優しさあふれる表現が秀逸でした。

アラン・カミングのくるくる変わる表情が特に印象的で、女性的で、ちょっぴりセクシーで作品の中に引き込まれるような感覚になりました。

また、マルコ役のアイザック・レイヴァはダウン症を持つ役者さんだそうです。

(演技がとってもキュートでした)

そのため作品により一層リアリティが出ていたのではないでしょうか。

この映画は、観る人を涙させるだけでなく、考えさせる力を持つ作品であると思いました。

映画「チョコレートドーナツ」視聴者の口コミと感想

実際の視聴者がどのようにこの映画を受け止めているのかを調査してみました。

映画「チョコレートドーナツ」は感動を与えるとの声が多数!

「登場人物の心の葛藤が丁寧に描かれていて、深く共感できました。」

「家族愛の描写が心に響きました。涙なしでは見られませんでした。」

といった感想が多ありました。

そのほかにも、社会問題への気づき

「同性カップルと養子の話題を真剣に捉えた映画。もっとこうした話が広がると良いと感じました。」

という意見も見られます。

ラストシーンに衝撃という声も多数ありました。

「最後の展開は予想外で、胸が痛くなるほど感動しました。」

との評価が多いですが、衝撃的な終わりに驚く声も。

一方で、

「テーマは感動的ですが、物語展開がやや単調で中盤のテンポが遅く感じられました。」

との意見もあります。

「感情的すぎる演出が多く、少し過剰だと思いました。」

とする声や、

「一部の登場人物が描かれ方として浅く感じ、もっと深みが欲しいと思いました。」

という批判的な意見も…。

映画『チョコレートドーナツ』個人的な感想(ネタバレを含む)

ルディがマルコと家族になろうと思ったのは、

今までありのままの自分で生きてきたルディはきっと、世間では受け入れられず、偏見の目で見られ、辛い思いをしてきたことは想像に難くありません。

マルコの置かれた状況を見て、自分が、自分たちが愛を育むことで

マルコも救われたし、自分たちを救うことにもなったのではないかと思いました。

諸手続きを終え、3人で暮らすことになったルディ達。

親の愛を知らなかったマルコがルディ達と過ごすことで愛を知り、

二人がいる場所が「おうち」となっていきました。

3人で暮らし始め、みんなが幸せを手に入れたかと思った矢先、

(幸せに過ごす日々は映像でさらっと流れていただけなので幸せなシーンが少なく、

辛いシーンにフォーカスを当てている印象を受けましたが、

そこがまた社会へのメッセージ性を強めていたのではないでしょうか。)

ポールの職場の上司に、もしかしてゲイ?と感づかれたことから、

ルディとポールからマルコが引き離されてしまいます。

同性カップルであるというだけで

「子供に悪影響」だとか

「変質者」とあざ笑われ

相手を思う気持ちはどんな立場でも性別でも関係ないはずなのに

なぜ同性カップルであるだけでこんな扱いを受けなければならないのかと

怒りが沸いてきてしまいました。

最後は3人一緒に暮らすことはかなわず、

マルコとは2度と会えなくなってしまいます。

さいごまで「おうち」に帰りたがったマルコを、

帰してあげなかった社会は、大人は、正しい行動だったのか。

最後にルディが愛する人に会えなくなった思いを歌に込めて、

力強く歌うシーンは涙なしには観ることができませんでした。

まとめ

今回、映画『チョコレートドーナツ』についてまとめてみました。

この映画は

心温まる映画が好きな方

深いテーマを求める方

感動を味わいたい方

逆に、

LGBTQ+に偏見を持つ方

や、

ハッピーエンドになる作品しか見たくない方

にはおすすめできません。

とても感動できる映画なのでぜひ観てみてください。

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