マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『サンダーボルツ*』が遂に公開されました!
アベンジャーズではない、むしろ過去に「悪役」として描かれてきたキャラクターたちが集結する異色のチーム映画です。
今回は本作の魅力と、事前に観ておくと理解が深まる作品について紹介します。
(ネタバレなし)
この記事を読み終わるまで16分
映画『サンダーボルツ*』:ストーリー概要
CIA長官ヴァレンティーナに雇われて日夜暗殺などをこなすエレーナは、同じ毎日の繰り返しに加えて罪悪感に苛まれていた。
”最後の仕事“として託された任務は、ある人物の暗殺。
暗殺の為に忍び込んだ場所で、見知った顔達に出会い、まさかのターゲットは・・・っていうかあいつは誰?
NYの街に突如として現れた謎の黒い影。瞬く間に市民を消し去っていく未知の脅威に、世界は再び危機に直面します。しかし、これまで世界を救ってきたアベンジャーズの姿はありません。
CIA長官ヴァレンティーナ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)の思惑に反し集結したのは、過去に「ヴィラン」として活躍したり、ヒーローと対立してきた”問題児”たちでした。ウィンター・ソルジャーことバッキー(セバスチャン・スタン)を中心に、エレーナ(フローレンス・ピュー)、USエージェント(ワイアット・ラッセル)、レッド・ガーディアン(デヴィッド・ハーバー)、ゴースト、タスクマスター。
彼らは「サンダーボルツ」として、アベンジャーズに代わって世界を救うことができるのでしょうか?そして謎の男「ボブ」の正体とは?
ヴァレンティーナが送り込んだ真意の歯車が噛み合った時、物語は大きく動き出していく・・・。
映画『サンダーボルツ*』:こんな人に観てほしい

・毎日何やってんだろ。同じことの繰り返しだ。って悩んでいる人。
・なんだか寂しい人。
・前を向けば良いって分かっているのにどうしていいか分からない人。
・ハッピーエンド信者(私です)
過去にヒーロー達と対立してきた彼らが、
観る人を勇気付けてくれる、あるいは気持ちに寄り添ってくれる、そんな作品です。
映画『サンダーボルツ*』のキャラクター紹介

エレーナ・ベロワ(フローレンス・ピュー)
ブラック・ウィドウの妹的存在で、レッドルームで訓練された元暗殺者。姉ナターシャの死後、自分の道を模索しています。皮肉屋な性格ながら人間味あふれるキャラクターで、チームの中心メンバーとして活躍。
バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)
キャプテン・アメリカの親友であり、かつてはヒドラに洗脳された暗殺者。長い贖罪の旅を経て、今回はチームのリーダー格として登場。
アレクセイ/レッド・ガーディアン(デヴィッド・ハーバー)
ソ連版キャプテン・アメリカとして活躍した超人兵士。エレーナの「父」的存在で、ユーモアと力強さを兼ね備えたキャラクター。
ジョン・ウォーカー/USエージェント(ワイアット・ラッセル)
元・二代目キャプテン・アメリカ。短気で衝動的な性格ながら、強い正義感を持つ複雑なキャラクター。
アントニア・ドレイコフ/タスクマスター(オルガ・キュリレンコ)
他者の戦闘技術を瞬時にコピーできる「反射記憶」の持ち主。かつては父親に洗脳されていたが、今は自我を取り戻している。
エイヴァ/ゴースト(ハナ・ジョン=カーメン)
物をすり抜ける「フェージング」能力を持つ元暗殺者。量子不安定性に苦しみながらも、生き残るために戦う。
映画『サンダーボルツ*』見どころを紹介!

1. アンチヒーローたちの複雑な関係性
本作の最大の魅力は、「ヒーロー」ではない彼らの複雑な人間関係です。
エレーナの皮肉な発言、バッキーの静かな指導力、レッド・ガーディアンの父親的な振る舞い、
ジョン・ウォーカーの衝動性など、それぞれが抱える過去のトラウマや葛藤が絡み合い、
予想外のケミストリーを生み出しています。
2. 意外な展開と笑いの要素
「ヒーローじゃない彼らは、誰も空を飛べず、戦闘手段は肉弾戦のみ」という制約がある中で、彼らは独自の方法で問題に立ち向かいます。エレーナが突如ジョンに銃を連射したり、ビルを爆破したりと、従来のヒーロー映画とは一線を画す展開の数々が観客を驚かせます。(理屈で動いてないんだなって何度も感じます笑)
3. ヴァレンティーナの真の目的
CIA長官ヴァレンティーナの背景や真の目的が明らかになる点も見逃せません。「より辛辣で、よりユーモラスで、それでいてよりダークなニック・フューリー」と表現される彼女の正体は、MCU全体の今後の展開にも大きく関わってきそうです。
映画『サンダーボルツ*』を観る前に!予習しておきたい作品
本作をより深く楽しむために、以下の作品を事前に観ておくことをおすすめします:
必須作品
- 『ブラック・ウィドウ』(2021)
- エレーナ、レッドガーディアン、タスクマスターの過去と関係性が描かれています。
- 『ファルコン&ウィンターソルジャー』(ドラマ・2021)
- バッキーとジョン・ウォーカーの物語、そしてヴァレンティーナの初登場シーンが含まれています。
- 『アントマン&ワスプ』(2018)
- ゴーストの能力と背景が描かれる重要な作品です。
あると理解が深まる作品
- 『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』(2014)
- 『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』(2016)
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
- 『ホークアイ』(ドラマ・2021)
- 『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』(2022)
・・・と沢山紹介してきましたが、観てなくても全然OKです。
知ってて欲しいのは、彼らはヒーローじゃないってこと。
他の作品ではどちらかというとヴィラン。
でも、1人の人間ってこと。
映画『サンダーボルツ*』:総評
『サンダーボルツ*』は、MCUの新たな可能性を切り開く意欲作です。
完璧なヒーローではなく、傷や弱さをえた「問題児」たちが、それでも世界を救おうとする姿に思わず胸を打たれました。
何が正義で何が悪か、白黒ハッキリとしない今の時代だからこそ描ける作品だと思いました。
従来のヒーロー映画が“象徴”の物語だとするなら、この映画はみんなに寄り添うヒューマンドラマです。
とはいいつつもMarvelらしいキャラクター同士の化学反応、そして観客を惹きつける「ボブ」の正体をめぐる謎など、見どころ満載の126分です。
マーベルファンはもちろん、これまでMCUを追いかけていなかった方にも、新鮮な驚きと感動を与えてくれる作品です。
ヒーローじゃない。最強じゃない。でも、彼らにしかできないことがある——。
映画館の大スクリーンで、この異色のチームの活躍をぜひ体感してください!
(観た後はこう思うはず。タスクマスターーーーー!?)
まとめ
今回は絶賛公開中の映画『サンダーボルツ*』についてレビューしてみましたが
いかがでしたでしょうか?
映画『サンダーボルツ*』は
・毎日何やってんだろ。同じことの繰り返しだ。って悩んでいる人。
・なんだか寂しい人。
・前を向けば良いって分かっているのにどうしていいか分からない人。
・ハッピーエンドが好き
な人にとってもおすすめな映画でした。
ちなみに4DXで観てきましたが、かなり揺れます。水も散ります。
ほぼアトラクションです。(とても楽しい)
観なくても楽しめますが、関連するMarvel作品も観ておくと
より一層楽しむことができますので、おすすめです。
お読みいただきありがとうございました。
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